死者の声を伝える小学生

関係する納会会社で頑張っているスタッフからのエピソード!

いつものように現場に出かけ、納棺サービスの前に行う前処置をしていました。すると、小学生くらいの子が様子を見に来たそうです。通常、前処置に遺族・親族が立ち会うことはほとんどありません。なぜならば、鼻腔や口腔から体液や血液が漏れないように綿を詰める様子が痛々しく見えたりするからです。スタッフは一瞬困惑はしたものの、退席を求めるわけにもいかず出来る限り痛々しい様子にならないよう説明を加えながら仕事を進めました。

終盤にさしかかった頃、その小学生の子が「おじいちゃん!綺麗になったって喜んでいるよ」と言いだしたのです。スタッフは「えっ!?」と動揺を隠しながら心の中でつぶやくと同時に、更にその子は「おじいちゃんがそう言っているよ」と…。血の気が引くほど驚いたらしいのですが、嘘を言っているようには思えず、スタッフは「おじいちゃんとお話ができるの?」と聞くと、その子は「うん!」と即答。すると続けて「おじいちゃん!痛くなかったって」とスタッフに気遣うような伝言を残してくれたのです。あまりの出来事に、その後の納棺サービスの間、なかなか頭の中が整理出来なかったようです。全てのサービスが終った後、その子が駆け寄ってくれて満面の笑みを向けてくれたそうです。スタッフにとっては、とても自信につながったと興奮気味に報告してくれました。

報告を受けて、スタッフに「他の方も見て下さってるだろうから頑張らないと」と伝えると、そう思ったいたらしく声を弾ませて次の現場に向かってくれました。自身が行うエンバーミングについても同様に、身が引き締まる思いでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です