Part 1 : 本音で語って聞いて! – Confessions of the funeral attendant –

11年前、会社のホームページで「本音で語って聞いて!読者の部屋」というタイトルで、一般の方々から葬儀にまつわるエピソードや本音を募集し紹介していました。いいお話はたくさんあったのですが、この手の話はあまり集まらなかったため途中で打ち切ったことを覚えています。しかし、数少ない貴重な意見として埋もれさせておくには勿体ないと思い投稿に至りました。様々な視点からお葬式を観察する様子は参考になるかもしれません。但し、だいぶ時間が経っているため、現状と伴わない点についてはご容赦ください。全部で8話ありますので随時投稿していきます。

 

葬儀で考えさせられたこと

先日、ご近所の方のお通夜とお葬式が市内の某会館で行われていました。亡くなった方のお宅は、わたしの家から三軒隣。しかし、町内会の連絡がきても、いったいどの方がお亡くなりになったのか、さっぱりわかりませんでした。一応女性の名前が書かれていたのですが…。
ご近所とはいえ、「誰がお亡くなりになりましたか?」なんて何だか失礼な気がして尋ねることができませんでした。

それで、わたしは、そのお宅の家族構成から勝手に推測して、お姑さんが亡くなられたのではないかと解釈したままお通夜へと向かったのです。いざ、会館に到着し、お通夜の席についたら、びっくり。わたしがお亡くなりになったと思った方は、喪主の横にこつ然と座ってるじゃないですか。では、どなたのお通夜? それは、お経がすんで故人の方のお話になって、はじめてわかりました。長年病気を患ってあった若奥様のお通夜だったのです。お話をうかがえば、まだ50代だったとか…。

勝手な思い込みのままに行ったお通夜でしたが、帰路の途中、わたし自身がご近所づきあいに気をつけていたつもりが、案外ほんの上辺だけですましていたのではないかと感じ、少し寂しい思いになってしまいました。
また、自分に近い年齢の方のひっそりとした最後を考えると、毎日後悔しないように生きていこうと深く考えました。

大阪生まれの“K”さんより

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