Part 7 : 本音で語って聞いて! – Confessions of the funeral attendant –

雨の日の葬儀参列

先日、友人の祖母の葬儀に参列しました。
車で向った場所は葬祭ホールでした。案内の地図も分かりやすく、迷うことなく葬祭ホールにたどり着くことが出来ました。しかし、すでに多くの参列者が駐車場を埋め尽くしていたため、私が駐車できた場所は遠く離れたところでした。

その日はあいにくの雨で、舗装されていない駐車場は足を下ろす場がないほどぬかるんでいました。仕方なく車から降りましたが、靴には泥がこびり付き歩くのがやっとの状態。そして、やっとの思いで歩道にたどり着いたときには、泥だらけで靴が重たくなっていました。駐車場から葬祭ホールの入り口まで約50mくらいだったか、このままでは恥ずかしいと思い、水溜りで泥を落とそうと試みました。ちょうどよい水溜りを見つけたので、まわりを気にしながら靴を浸し、縦に振ったり横に振ったり。
すると、どこから来たのか背の小さなおばあちゃんが傘もささずに葬祭ホールの方へ歩いている姿が目に入りました。黒い服を着ていたので、すぐ参列者の一人だとわかりました。ただ不思議なことに傘を持っていませんでした。心配だったのですが、泥だらけの靴を何とかしたかったので立ち止まったまま、しばらくおばあちゃんの様子を伺っていました。
葬祭ホールの入り口では数人の葬儀屋さんらしいスタッフの人たちが雨に濡れた参列者を出迎えたり、タオルを渡したり、傘を受け取るなどしていましたが、そのおばあちゃんにはいっこうに気がつかない様子。

たまらず、おばあちゃんを追いかけ傘を差し出すと、申し訳なさそうに会釈してくれました。内心「なんで傘持ってないの?」と思っていると、スタッフの一人が「すみません」と駆け寄り、おばあちゃんにタオルをかけました。しかし、すでにおばあちゃんはずぶ濡れ状態。隣でその様子を見てビックリしてしまいました。
傘を持ってこないおばあちゃんがいけないのですが、靴の泥など気にせずもう少し早く傘をさしだしていればと反省。その後、葬祭ホールでそのおばあちゃんを見ることはありませんでしたが、風邪などひいていなければと・・・・・再び反省。
ごめんよ、おばあちゃん。

アメンボさんより

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