死後、身体はどうなるのか? – Death to dust –

いったん心臓の鼓動が停止すると、血液や体液等は重力にまかせ身体の組織内に浸透していきます。仰向けの状態では、床に面した後頭部、背中や尻、腕や足の裏側などです。これを血液降下といいます。これにより表側にみえる皮膚(顔など)は青白く血色が損なわれたように見えます。

死後数分、または数時間以内には、死斑(Livor Mortis)または死後染色(Postmortem Stain)と呼ばれる変色がおこります。死斑は死後8時間から12時間の間に著しく現れます。同時に皮下の筋肉は柔らかくなり、身体の温度が徐々に下がります。これを死冷(Algor Mortis)といいます。その後、筋肉は固くなります。この状態を死後硬直(Rigor Mortis)といいます。死後硬直は、死後2時間から6時間以内に、まぶた、首や顎からはじまります。その後、身体中の筋肉に広がり心臓や臓器にも及びます。死後硬直は、年齢、性別、健康状態、体格によって異なります。また、ご遺体が置かれた環境にもよります。24時間から48時間を経過するころには、筋肉は再び柔らかくなります。この時点でエンバーミングないし、なんらかの処置を施さなければ腐敗(Decomposition)が進行します。

死後、2日目ないし3日目では、右側の下腹部に緑色の変色が見られるようになります。これは、腹部全体、胸部、両足へと広がり悪臭を伴います。これら変色と悪臭は、腸内のガスに含まれる硫黄や赤血球の分解によるものです。特に腸内には、食べ物を消化する多量の細菌が住み着いています。ですから、死後、これらの細菌が身体を腐敗させる原因の一つとなります。

更に時間が進むと、この細菌は悪臭と共に身体の組織内に浸透しガスを発生させ、身体を膨らませ、緑色から紫色、そして黒色に皮膚を変えていきます。目や舌は突きだし、場合によっては臓器等が膣や肛門から押し出されるほどです。また、悪臭と共に血液や体液等が鼻や口から吹き出します。

死後7日目には、身体全体が変色にそまり、悪臭を放つ巨大な水泡が身体のあちこちに現れはじめます。皮膚はたるみ、次第に表面の皮膚が剥がれ落ちます。同時に、内臓や脂肪などにも腐敗の進行が進み多量の悪臭を放ちます。2週間目には、腹部、胸部、陰嚢、舌などが膨らみ、眼球はたれ落ち、体内や組織内にたまったガスによって体液があらゆる部位から流出します。3週間から4週間後には、髪の毛、爪や歯が剥がれ落ち、膨張した内臓は破裂し始め、最終的には骨を残し液化していきます。内臓の腐敗には様々な程度があります。子宮や前立腺などは12ヶ月経過した後でも損なわれないことがあり、身元不明の性別を知る一つの手がかりになるようです。

<Death to Dust: I’m Dead-Now What?, N.What will happen to my body when I die 要約>

死亡後、腐敗に至るまで要約を通して簡単に説明しましたが、死因(感染症の有無)によっては様々な細菌やウィルスがご遺体に存在します。場合によっては、人体に悪影響を及ぼすことがあります。くれぐれも葬儀関係者は、ご遺体の取扱いについて細心の注意をはらい接して頂きたいと願います。

 

ブログをお読みいただき有難うございます。

埼玉県八潮市浮塚の拠点(エンバーミングセンター)から一都三県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)を中心にエンバーミング・サービスを提供している株式会社ヴェクサスです。エンバーミングのご利用がなくても、24時間体制で病院のお迎えやご遺体の安置(保冷機能付施設)を承ります。また、葬儀社選びにお困りの際にご連絡ください。

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